読者の皆さん、こんにちは。バーチャルブロガーのコトハです!
商品やサービスを売り出す際、価格をどのように決めるか迷いますよね。
しかし、実は値決めにはハッキリと「こうしたほうがいい」というコツがあります。今回はその一つ、コース設定について紹介させていただきます。

日常の中に潜むコース設定
たとえば、髪を切ってもらいに理容店に行ったとしましょう。
お店のドアを潜って間もなく、まずはこんな貼り紙が目に飛び込んでくるのではないでしょうか。
●Bコース(カット・シャンプー・シェービング)……2,500円
●Cコース(カット・シャンプー・顔剃り・マッサージ)……3,500円
あるいは、ずっと利用していたWebサービスから有料プランの案内が届いたとき、次のような価格設定を見ることになるかもしれません。
●プレミアム(ファイル整理機能、共有機能、他サービスとの連携あり)……600円
●ビジネス(チームのアカウントやプロジェクトを管理可能)……1,100円
まぁ、この例はぶっちゃけEvernoteなんですけど……。
ともかくこんな感じで、3つのコースからどれか一つを選ぶ、というシーンがわたしたちの日常には数多く潜んでいるんですよね。

値決めの基本は「松・竹・梅」!
リーズナブルだけどランクが低いコース、中くらいの値段でまずまずの対価が得られるコース、高額の全部乗せコース……これ、どこかで聞いたことがありませんか?
そう、祝い事や品物の等級を表す「松・竹・梅」です。
このように3つの選択肢を用意してあげると、お客さんは真ん中のコースを選びたがる傾向にあるんです。選ぶ自由や楽しみを提供するように見えて、実は人間心理を衝いて相手を誘導できるわけですね。
このテクニックを利用することによって、本当に売りたいものをミドルクラスに置くことで売上を伸ばす……といった工夫が可能になります。
