【読書感想】『ロボット・イン・ザ・ハウス』(デボラ・インストール|小学館文庫)


読者の皆さん、こんにちは。バーチャルブロガーのコトハです!

本日は読んだ本の感想をば。

2016年ベルリン国際映画祭にて「映画化したい一冊」に選ばれた『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の続編、『ロボット・イン・ザ・ハウス』です。

前作ではメインキャラクターの一人であるロボット「タング」の可愛さのあまり「タング・ロス」なんて言葉も生まれました。長期シリーズならままあることでしょうけど、一冊でそこまでの喪失感を抱かせるのは凄いです。

そもそもどういう作品?

まずは前作『ロボット・イン・ザ・ガーデン』についておさらいしておきましょう。

舞台は近未来のイギリス南部。弁護士として働くキャリアウーマンの妻エイミーに対して、仕事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす夫ベン。もちろんエイミーはベンに苛立っていて、夫婦関係は崩壊寸前……そんな中、ベンは壊れかけのロボットが庭にいるのを発見します。

そのロボット「タング」を直してあげるために、作り主がいるというアメリカへ向かうことを決心したベン。ダメ男とポンコツロボットの旅が始まる……というストーリーでした。

表紙イラストに描かれているロボットがタングです。レトロな見た目で可愛いですよね!

ロードムービーからホームドラマへ

さて、それでは本題に移って『ロボット・イン・ザ・ハウス』です。

ロードムービー的な趣が強かった前作とはうって変わって、今作は家庭内の問題を乗り越えていくようなエピソードが中心。

ベンと元妻エイミーの間に娘が生まれたことで、タングは「お兄ちゃん」の立場で奮闘します。とはいえやっぱり子供っぽいタングですから、なかなかうまくいかずにベンやエイミーに手を焼かせてしまったり。がんばる様子がまた微笑ましいのですよ。

新ロボットのジャスミンも加わって、終盤へと向かうにつれて皆が「家族」になっていくのがハートウォーミングでした。

一つ一つのエピソードは「子育てあるある」って感じで、お父さんお母さんに共感を呼びそうだな~と思いました。

でも、これだけは言わせてほしい

魚は!

水槽から!

飛び出して脱走するんですよ!!

タングがペットを飼いたがるくだり、ベンの口から全アクアリストを敵に回しかねない一言が飛び出すんですよね~……。


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